「美の巨人たち」というテレビジョン番組があります。
毎週土曜日「TV TOKYO]で放送されています。
先週 とりあげられた「一枚の絵」、ヨハネス・フェルメール作『地理学者』。フェルメール37歳の時の作品。
フェルメールの作品は、『真珠の耳飾りの少女』 『牛乳を注ぐ女 』等が有名です 。
彼は、徹底的な写実派で、特に「光と影」を綺麗に表現しています。
先週見た絵は『地理学者』。
窓から光が差し込む部屋で、男が一人、
机のうえで、何か作業をしている様子が描かれています。
TVの解説では、距離を測る機械をもっているそうです。
その手で、机のうえに何か記述しようとしている様にも見える。
そして、その男は、「窓」の外を考え込む様に「外をジッと見ている。」
そんな作品でした。
そこに描かれている男が着ている「服」は、日本の着物のようです。
オランダの美術館の方の説明では、描かれているのは、日本の着物だそうです。
17世紀 オランダでは、日本の着物が「東インド会社」によって持ち込まれ、富裕層のステータスシンボルとして身に着けられていたそうです。
この絵が描かれた当時、フェルメールが住んでいた国、「オランダ」はスペインから独立し、ポルトガルに代わり、7つの海を制覇した「黄金」の時代です。
その当時から、こうして日本は、世界中に知れわたっていた「国」のようです。
描かれた”絵”の主人公が、「日本の着物」を着て、何か考え込む様な視線の「先」!!!。
何故か、ジンとくるものがありました。
当時から「日本」は、「憧れの国」であったようです。
その「視線」の先には、「日本」が??!!
今回の大震災で、大打撃を受けた日本ですが、これから「もっと凄い国」にしたいですね。