炭素繊維の話

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昨日、今日と暑い。
真夏の暑さです。都心は30度を超えて気象記録の更新だとか。

今日は、「孫」が通う「幼稚園」の運動会。
狭い幼稚園のお庭で、午前中の3時間ほどの「運動会」。
かみさんと、運動会を観戦してきました。
お婿さんのお父さんも、応援に駆けつけていました。

さて、この「お父さん」は、自動車が大好きな人。自慢のクルマは、日産「シーマ」。

「クルマ」!!! 昔は「高速」、「カッコイイ」、「お金持ち」などの代名詞。
今は、「燃費」がモノを言うらしい。

燃費効率を上げる為には、「車体」の重さを軽くする事も重要な課題。
この「軽量化」に一役かっているのが「炭素繊維」。
この「炭素繊維」は「航空機向け」には大きく伸びているが、「炭素繊維」を作る側からすると、
使用料からいっても、「本丸」は「自動車」です。

車体のうち、「フレーム」や「ボディ」を「鉄」から「炭素繊維」に置き換えると、
自動車の重量の3割に相当する約400キログラムの「軽量化」につながり、そして「燃費性能」の向上になる。

問題は、「価格」!

鉄は1キログラム当たりの単価が「100円~300円」。それに引き換え「炭素繊維」は、
「3千円から5千円」!!!

この価格差が、スポーツカーなどの限定車に限り、採用されている。

「炭素繊維」の大手生産メーカー「東レ」は、先日米国 炭素繊維メーカの「ゾルティク」を
買収するそうです。

「東レ」は今後の事業展開に、この「ゾルティク」の廉価品を、自動車の「フレーム」に活用し、
従来の「高機能品」と組み合わせて、 高い強度を保ちながらコストを抑えた「自動車部品」の
展開を目指しているそうです。

今日 主役で活躍した「園児」達がクルマの免許を持つ時代は、どんな「クルマ社会」になっているでしょうか。
楽しみです。

ほりたろう について

ウォークマンで音楽を聴きながらデジカメを片手に持って、散策するのが大好きなお爺さんです。17歳の「パピオン」「雄」 を飼っています。
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炭素繊維の話 への1件のフィードバック

  1. KYG より:

    量産化の開発に成功したと本にでていたような気がしますね。

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