サモトラケのニケ

超大型の台風１６号が沖縄付近にいる。 この影響で、空は曇天で蒸す。　 台風１６号が、このまま進めば、九州地方、四国地方にも、被害がでる。

何事もなく、通過して欲しい。

土曜日のテレビジョンは、私の好きな放送が２本あります。 一つは、「美の巨人たち」、そしてもう一つが、「ＳＯＮＧＳ」。 今日の「美の巨人たち」は、パリ　ルーブル美術館にある「ギリシャ彫刻」の逸品 「サモトラケのニケ」。 歌番組の「ＳＯＮＧＳ」は、高橋真梨子さん。

楽しく見ました。

「美の巨人たち」が取り上げた、「サモトラケのニケ」。 ギリシャ彫刻。 圧倒的な曲線美で、この「ニケ」は作られています。

この作品は「頭部」、「手」そして「足先」がない。 作成された時は、当然ありました。　では、どんな「姿」をしていたのでしょうか？ これが、今日のテーマ。

この大理石の像はギリシャ北東に位置する小島、サモトラケ島。 この島は、紀元前には「偉大なる神々の秘儀」が伝わる特別な信仰の場所だったそうです。 古代都市パレオポリスの中心には「偉大なる神々の神殿」と呼ばれる神殿があり、 様々な儀式が行われていたそうです。

1863年、考古学マニアだったフランス人外交官シャルル・シャンポワゾが 『サモトラケのニケ』を発見しました。

この「ニケ」は、勝利の神様です。

多分、「手」を広げ、「オーイ　勝利したぞ！！」、と、戦地から「羽根」を使って この地に向う小舟の上の着地した。そんな「勝利の女神」であるようです。

「オリンピック」のメダルには、この「勝利の女神」が刻まれている。 そして、世界一に輝いた瞬間の「なでしこジャパン」の澤　穂希さんもＶサイン。 そう、「勝利」のサイン。 そして、もう一つ。　スポーツ・シューズのメーカー「ナイキ」の社名の由来は、 社員の一人ジェフ・ジョンソンが夢で見た、 ギリシャ神話の勝利の女神「ニーケー (Nike)」から。

それほどに人々を魅了する、「サモトラケのニケ」でした。