「鉄斎」を見てきた。

今日までが、乾燥した空気に覆われ、比較的 凌ぎやすい「夏」の陽気だそうです。

それじゃあ、好きな「美術館」へ出掛けよう。
有楽町の「出光美術館」へ出掛けた。
随分久しぶりの「有楽町」。 電車がプラットフォームに着く。 「アレ!なんかヘン?」。 
なんと、「レール側」に、「安全扉」ができている。
これが、あれば「人がウッカリと線路に落ちる」と言う悲劇はなくなる。

駅から「丸の内仲通」を歩くと、今度は、いつも文房具を買っていた「伊東屋さん」の丸の内店が閉鎖されている。

随分と街が変わっている。

こんな、街の9Fにある「出光美術館」。
中に入ると、すごく混雑している。 ここも「おばさん」が一杯。 ピーチク、パーチク。。。「ウルサイ!」

見た「展示会」は、「鉄斎」。
( http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/index.html )

個人の画家、書画、儒学者の「富岡 鉄斎」と言う人が「描いた『世界』」が展示されている。
多くの作品は「墨絵」で描かれた「掛け軸画」。 基本は「縦長」の構図。

この人が生きた時代は「幕末」、「明治」、「大正」の激動の時代です。

この展示会は「没後90年」を迎え、作品の多くを所有している「出光コレクション」が、今回の展示会を企画。

「墨絵」で、「描く面」は「縦長」の、軸絵です。 西洋画の「描く面」は「横長」。描く距離感が面白い。
「描かれた世界」は、まさに「鉄斎」と言う人が「感じた」内容を「自分の手法」で100%表現している。
だから、「面白い世界」が広がります。

今の「時代」は、表現されたモノは、他人様が表現した内容を貼り合わせて、「自分の『論理』」とする世界です。
そう! 「IPS細胞の作り方」を見つけた「小保方さん」の論文が、「他人が書いた、文章」や、過去撮影された「写真」等を、
パソコンで「コピー&ペースト」(これを、『コピぺ』と呼ぶそうです。)で出来上がっているそうです。

そんな、「あいまいな世界」では、決してない「鉄斎」の世界をシッカリ堪能してきました。

「鉄斎」の描いた「世界」は、圧倒的な「個性」で表現されています。
こうした「超個性の世界」を見ると、気持ちが良いです。

そんなことを感じた、「今日」でした。
Exif_JPEG_PICTURE

ほりたろう について

ウォークマンで音楽を聴きながらデジカメを片手に持って、散策するのが大好きなお爺さんです。17歳の「パピオン」「雄」 を飼っています。
カテゴリー: 日記 パーマリンク

コメントを残す