昔の「ちゃぶ台」

今日も冬晴れの寒い一日です。

昨日は、近くにいる娘が一番下の孫を連れてやってきた。
用件は、かみさんと一緒に「紙テープ」を使って、編み物をしている作品が完成し、いよいよ「発送」する。
荷造りからお客様へ向けての発送をしている。

作品は、一家のお風呂場に置く「収納ボックス」だそうで、大き目の「カゴ」が7個。
発送用の段ボールを、スーパーマーケットから調達し、その中に作品、納品書等を入れて、コンビニから「宅急便」で送る。

宅配便が、人手不足だそうですが、こうした「ネット」を使った「モノ」の「移動」が増えたことも、その原因の一つ。

送り先は、個人の「お家」の、多分「主婦」だと思われる。
今日の今頃は、多分 この「作品」が到着していることでしょう。

この「主婦」の方は、家族全員の「洗濯モノ」を管理すり方法を考えて、出来上がった「洗濯モノ」を、家族の各人の「ハコ」に入れる目的で、かみさんの手作り箱を購入されたそうです。

ふっと、その昔の「家族」の様子が私の頭をよぎりました。

その昔、私が育った環境では、出来上がった「洗濯モノ」は、食事をする「ちゃぶ台」の上に、どっさりと置かれ、その中から「自分」の肌着類を勝手に自分の「トコロ」に持って帰り、収納ボックスに入れていた。

そう! 一家の中心は、全てのモノが「ちゃぶ台」に集まっていた。

「洗濯モノ」の中に「妹」のモノがあろうが 特に意識はしたことは無い。
もし、目立つ肌着があれば、「おやじ」が、熱い視線で、「様子」をうかがっている。

そう! 「ちゃぶ台」の周りに、家族がよってきて、「うるさい」「おやじ」を中心に、「黙々」と食事をし、白黒テレビジョンを見、ラジオを聴いていた。
そして、全ての話題が、この「ちゃぶ台」に集まっていた。
そう!大切な「躾」も!!!

こうした機能を持つ「ちゃぶ台」は、「ダイニングーテーブル」に置き換わり、そこで家族が集まり、食事をすることも少なくなったようです。
そして、各人の部屋ができて、もはや「家族」でも、「会話」も少なくなっていっている。

個人主義は良いが、本当の幸せは何なのでしょうか? ちょっと見方を変えてみました。

 

ほりたろう について

ウォークマンで音楽を聴きながらデジカメを片手に持って、散策するのが大好きなお爺さんです。17歳の「パピオン」「雄」 を飼っています。
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