酸素吸入をしているおばさん。

東久留米のおばさんが、施設から自宅に帰ってきた。
昨日、電話で連絡があった。

おばさんは、一人暮らしの為、寒い時期、東村山にある、総合病院の
「介護施設」に入居している。
気候がよくなると、東久留米の自宅に帰ってくる。
予定では、4月5日に施設を出て、自宅に帰ることになっていた。ところが、3月11日に「東日本大震災」が発生した。

この震災で、首都圏の「生活」が、ガラリと変わった。
「電力」は、計画停電が起き、さまざまな場所で「停電した。」。 
さまざまな必需品が店先から姿を消した。

先ず大変なことは、おばさんは、「酸素吸入」をして、「生きて」いる。
だから、「電気」が止まると、大変なことになる。

「施設」側も予定を変更して、おばさんの「受け入れ」を延長してくれていた。

東電が「計画停電」を暫らくの間やらないと言うから、今回「東久留米」の自宅へ帰ることができた。

おばさんの「話し」は、こんな内容で終わる様に見れるが、
実際に家で「酸素吸入」をして、「生きている人」にとっては、

「電気を止めること」は、その人の「生命」を否定することです。

「東電」は今回の「大地震と津波」で、「福島原子力発電所」は、甚大な被害を受け「停電」せざるを得ないことのになった。
しかし、「電力を供給すること」は、「人の命」をいとも簡単に止めることができる、それほどの「責任」を負っている。

しっかりしてほしい。
この経験は、全世界が「共有して」、二度と事故が起きないようにしてほしいものです。

おばさんから聞いた話しですが、「市川」にいる従妹が、世田谷の実家に、遊びに行っていた。
世田谷から「市川」へ帰る途中、渋谷で、この震災にあったそうです。
彼女は、「市川の家」に帰れなくなり、世田谷へ徒歩で戻り、翌日 「市川」へ帰ったそうですが、渋谷から世田谷の家に着いた時刻は、深夜の1時だったそうです。

電話で、おばさんが「来なくていいよ。 帰れなくなるから。」寂しそうに言った言葉が気がかりです。

ほりたろう について

ウォークマンで音楽を聴きながらデジカメを片手に持って、散策するのが大好きなお爺さんです。17歳の「パピオン」「雄」 を飼っています。
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