よく晴れた一日でした。
上野の東京芸術大学美術館に出掛けた。
「かぐわしき名宝 香り展」を見てきました。
展示会の構成:
「香りの日本文化」「香道と香りの道具」「絵画の香り」3部。
「香りの日本文化」:古代から近代までの日本人と香りとのかかわりを名宝
「香道と香りの道具」:室町時代以降、茶道、華道とともに独特な発展をとげた香道の世界
「絵画の香り」では、江戸から近代にかけての絵画作品の中から、<描かれた香り>名作 を見てきました。
日本の「香り」の世界は、「香木」を炊くことで「香り」の世界を楽しんだようです。
はじめてこの世界にふれました。
特に、華道、茶道と並び「香道」の存在自体、初めてしりました。
会場は、「日本の独特の『香り』」が、漂い、不思議な雰囲気を感じました。
また、「芸大コレクション」も見ることができた。
さすがに「芸大」で、見事な作品に出合います。
今回は、
平櫛田中(ひらくしでんちゅう) ブロンズ『転生』
筋骨たくましくおそろしい形相(ぎょうそう)をした鬼が、口からさかさまに人間を吐き出している。
「生ぬるい人間を喰った鬼が、あまりのまずさに吐き出してしまう」という ブロンズ。
ただただ『凄い』!
今日もお仕事、おまんまうまいよ、びんぼうごくらく、ながいきするよ
六十、七十は鼻たれ小僧、男ざかりは、百から百から、わしもこれからこれから
人間いたずらに多事、人生いたずらに年をとる、いまやらねばいつできる、 わしがやらねばたれがやる
「平櫛田中」の語録だそうです。
帰り道 上野駅で懐かしい風景に触れてきました。
「ふるさとの 訛懐かし 停車場の 人ごみの中に すを聴きにゆく 啄木」