「エネルギー」の歴史を振り返りました。

季節外れの台風2号が、やっと関東を通り過ぎた。
震災の地 「東北」は、「地盤沈下が8CMも、、」なんてところが沢山あるそうです。
また、海岸線や河川の堤防が津波で壊れたままの状態。
そんな、ところへ「台風」が、強い雨をもたらす。そして、大潮がはじまるそうです。

痛ましい姿をテレビで見ました。

今回の震災では、福島原発が故障して、関東地方は「電力」が不足する事態に陥っている。
身の周りをチョット見わたしただけで、大半のものが「電気」で動いている。

そう、「電力」という「エネルギー」をもとに、身の周りの「便利」が作り上げられている。
この「電力」というエネルギーを得る為に、「水力」、「火力」、「原子力」に頼っている。

こんな折り炭鉱記録画家、「山本作兵衛」が、ユネスコ「世界記憶遺産」に登録された。
描かれた「絵」は九州の筑豊炭鉱での、「工夫達の働く姿」が描かれている。
「絵」を見ると、荒々しい労働環境下で、難儀そうに石炭の掘り出す風景、発掘された石炭を地上に運ぶ「トロッコ」に積み込む風景。
そして、その「トロッコ」を人力で動かす、そんな様子が描かれています。

この描かれている様子は、そんな昔の話では、ありません。

人類は、産業革命以降20世紀迄この石炭を使って、「エネルギー」を得ていた。
日本では、九州 筑豊炭鉱、北海道の夕張等の石炭の鉱脈があり、それを掘り出して、使っていた。

地下深く、石炭の鉱脈を掘り当て、石炭を取り出す作業は、キツイ労働です。
この労働環境をめぐり、労働者は団結して、時には大規模なストライキもした。
こんな労働をして、得られた「エネルギー」でした。

ところが、国のエネルーギ政策が一変して、世の中は「石油」になった。
石油は、主にアフリカで採掘されて、日本で精製されている。
この精製作業では、排気ガスが出る。 「四日市ゼンソク」、「川崎病」等を生み出した。

そして、いつの間にか、「原子力」が使われていた。
「電力」を得るものとして、日本に五十五機も!!
『「原発」は、安全だ。』という、説明のもとで、、、

ちょっと、戦後の日本のエネルギーの「遍歴」を、思いだしました。

我々は余りにも、「便利」になり過ぎていないか?
山本作兵衛さんの「絵」を見て、「時代」を振り返り、日々の生活を見直してみましょう。
そんなことを感じました。

私が住んでいるマンションの庭には、初夏の「花」が綺麗に咲きはじめました。
生活している土地が平静であることに「感謝」しています。

ほりたろう について

ウォークマンで音楽を聴きながらデジカメを片手に持って、散策するのが大好きなお爺さんです。17歳の「パピオン」「雄」 を飼っています。
カテゴリー: 日記, 価値感 パーマリンク

コメントを残す