道楽

今日は「気圧の谷」の影響でお天気がよくない。
北風が寒い一日です。

昨日の新聞で、木津川 計さんの「人間らしく生きる道」を読み、幾つか感動しました。

「こんな歳になっても、やればできる。」、「『道楽』は人間らしく生きる道」、「働くばかりは心が貧しくなる。これからは『新趣味人』を目指そう。」と。

『道楽』と云う言葉は、幼い時からよく耳にした言葉。
昔気質の「父」が、チョット贅沢な朝寝を楽しんでいると、『この道楽息子め!』と叱られた。この言葉は、『放蕩』、『遊蕩』等、「本職以外の趣味」などにふける、いわゆる悪いイメージが、すぐ思い起こされる。

しかし、本当の意味では、「自分だけではなく、他の人が楽しむのを手助けする意味もある。」「そんな道楽こそ人間らしく生きてゆく、キーワードの一つ。」と。

確かかに、そう思います。

また、「人」と付く言葉は沢山あるが、「趣味人」と云う言葉はないそうです。
少なくとも「広辞苑」にはないそうです。

その訳は、日本の「勤労」の美徳が、この言葉が根付くことを妨げたのでは。

そして、「働くことを否定する訳ではないが、心を豊かにする『趣味』に時間をさくことが必要だ。」

『働く』の反対語は、『遊ぶ』であって『休む』ではない。

そして結びに、「生きることは確かに「借り」をつくること。だからこそ、その『借り』を『誰かに返していく』生き方をしよう。

3.11の後「私達が求めている生き方、『道楽』、他者を思いやる生き方」だと、痛感しました。

私の『道楽』は、何だろうか? 「趣味」は、何だろうか?
考えさせられました。

もう、今年も、「こんなことをした年。 だから、後二カ月だから、これをやっておこう。」と、感じる季節になりました。

 

 

ほりたろう について

ウォークマンで音楽を聴きながらデジカメを片手に持って、散策するのが大好きなお爺さんです。17歳の「パピオン」「雄」 を飼っています。
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